コロナ禍で市民活動は?

刈谷市民ら10人が意見交換

【ざっくばらんに話し合う市民ら】

 刈谷市民ボランティア活動センターでこのほど、「新型コロナウイルス感染下における市民活動について考えよう」をテーマに意見交換会が行われました。
 同センターが月1回程度、テーマを決めて開いている催し。この日は地域の自主防災会や防災啓発グループで活動している人、会社員、NPO法人職員ら10人が集まりました。
 コロナ禍で地域のイベントが相次いで中止となっている現状について、「一度中止され、やらなくてもいいじゃないかとなると再開が難しくなる」「開催には、感染者が出たらどうするかという責任が主催者について回る。難しい判断」といった意見が出ました。
 リモート化については「リモートは人数を限定する。対応できる人とできない人に分かれてしまう」「LINEで防災コミュニティーをつくれないか」「バザーなどの催しも中止になってしまったが、メルカリの刈谷版などがあればいい」などの提案がありました。
 防災については「避難所に行けば安全ということがなくなった。在宅避難をもっと考えていく必要がある」「避難所の学校では教室も活用し、『熱がある人はこの部屋に』といったように、あらかじめ使える教室や人数も決めておいては」などの声が上がりました。
 「スマホを持っていても、アプリを使えない人がまだたくさんいる。これを機に手を付けてほしい」と話す人もいました。

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