知立高生がローゼル通して学習

NPO法人「かきつ畑」が協力

【ローゼルの苗を植える生徒たち】

 知立高3年生が「総合的な探究の時間」で、NPO法人「かきつ畑」が育てたアフリカ原産の植物「ローゼル」を広め、地域の特産にする方法などを考えています。
 昨年秋、健康ライフ系列フードデザインの生徒と、学校給食センターが連携して同法人のローゼルで料理を考案したのがきっかけ。11月の学校給食のメニューに加わることが決まり、校内でもローゼルを育てることに。「ローゼルの研究」「小中学校へのPR活動」「記録・発信」「商品開発」の4グループに分かれて活動しています。
 生徒らは、小中学生にも給食で出されるローゼルを知ってもらいたいと、5月12日、猿渡小を除く9校に2本ずつ苗を植えに訪問。「1カ月ごとに見に行くので成長が楽しみ。枯れないで育ってほしい」と鈴木珠雨さん。
 同法人が借りている弘法町の畑にも20本の苗を定植。「体験を通して農に関心を持ってもらえれば」と話す同法人の野村裕之理事長らに教わりながら、生徒らは慣れない手つきで畝にマルチシートを張っていました。
 土壌の研究に取り組む神谷夏生さんと石川陽之樹さんは「ローゼルが大きく成長するために、何をすべきか考えていきたい」と興味を抱いていました。 

知立くらしのニュース2021.06.11掲載

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