乳児専門園として再出発

知立なかよし保育園  52年の歴史に幕

【最後の年長児を送る卒園式】

 創立52年の「知立なかよし保育園」(南陽)が3月27日、最後の卒園式を行いました。同園は、園舎の老朽化に伴い、4月から0~2歳児の乳児専門園として知立駅前の成瀬ビル内(栄1)へ移転します。
 卒園式には園児25人と保護者が出席。栄クリニックの医師でもある吉澤一彦理事長が「自信を持って小学校への階段を進んでください」と祝辞し、尾﨑律子園長も「ありがとうと言える人になってください」と園児に語りました。
 園児たちは元気な声で卒園の言葉や歌を披露。成長した姿に涙ぐむ保護者の姿もありました。
 同園は昭和44年に設立。知立団地が建設された頃で、働く女性のために生後8週から受け入れる乳児保育を取り入れてきました。住民にも親しまれ、多い時には230人を超える子どもが通園。
 「地域の方々の協力や温かな支援があってやってこられました。ここがなくなるのは感慨深いです」と尾﨑園長。新たな園でも経験豊富な保育士が子どもたちの成長を見守り、手助けします。

知立くらしのニュース2021.04.09掲載

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