オオキンケイギク駆除

継続は力なり

 西境町を流れる発杭川の河川敷で5月7日、地域住民や中高生、企業の社員ら約80人が、特定外来生物オオキンケイギクの駆除作業に汗を流しました。

 4年前より環境支援員が駆除を行っており、市民参加による作業は今回で2年目。市のホームタウンパートナーチーム「トヨタ車体ブレイヴキングス」と「トヨタ車体クインシーズ」の選手14人も応援に駆け付けました。

 北米原産のオオキンケイギクは、毎年5月ごろ堤防や道路脇などに黄色の花を咲かせ、繁殖力が非常に強く在来の植物を駆逐して生態系に悪影響を与えることから、2006年特定外来生物に指定されました。

 参加者は市職員より外来種について学んだ後、オオキンケイギクが生える川の両側約100メートルを手分けして作業。根を残さないように引き抜き、焼却処分するために、ごみ袋に詰め込んでいきました。

 刈り取った総重量は680キログラム。 支援員の片平道夫さんは「年々少なくなった。駆除作業の成果ですね。継続が大切」と額の汗をぬぐい、早川莉生君(富士松中1年)は「自宅が近く、ここに花が咲いているのは知っていた。駆除する意味を学び、地域の役に立てたと思うとうれしい」と話していました。

(刈谷ホームニュース 2022.05.27掲載)

【作業に汗を流す中学生】

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