文集「ひとつの火」発刊

新美南吉と刈谷の会

 童話作家の新美南吉を研究する市民グループ「新美南吉と刈谷の会」が、作品の感想や勉強したことなどをまとめた文集「ひとつの火」を発刊しました。

 同会の代表を務める酒井豊さん=刈谷市=は、南吉のいとこにあたります。1993年に発足し、会員は50~90代の8人。毎月第3日曜の午前に東部市民館で勉強会を開いていいます。

 文集の発刊は4年ぶりで第4号。南吉が書いた日記の考察や作品「でんでんむし」の感想などのほか、酒井さんは南吉を世に出した児童文学者の巽聖歌が南吉の17回忌に合わせて、刈谷出身の童話作家、森三郎に宛てた書簡などを紹介しています。 酒井さんは「会員の皆さんの南吉への思いが詰まった文集になりました」と話しています。500部を作成し、刈谷市中央図書館などに寄贈しました。

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