ひ孫の成長楽しみに日々積み重ね《知立》

ズームアップぴーぷる
蔭山 静子さん(105)

 「ひ孫たちにお小遣いをあげるのが楽しみ」。1918(大正7)年生まれで長男夫婦と同居。盆と正月に遊びに来るひ孫たちの成長が一番の喜びです。
 神奈川県横須賀市出身で、終戦間際に両親の古里の知立に疎開。その後、知立で保母(保育士)として勤め、市内の保育園で園長も務めました。「毎年見に行く知立神社のハナショウブは、明治神宮からいただいた時(1950~60年代)に、神社の宮司さんと一緒に植えたんですよ」
 現在はデイサービスやショートステイを利用。身だしなみにも気を使い、毎月、美容室へ行き、パーマをかけることも。最近は肌トラブルでやめていますが、これまで欠かさず化粧もしていました。
 食事は長男夫婦と食卓を囲み、好物はすしとカニ、果物。嫁・圭子さんが作るカニを甘辛く煮た〝実家の味〟が大好物です。
 「いろいろな事ができなくなるのが苦悩なようですが、いつまでも元気でいてほしい」が長男・英順さんら家族の願い。
 洗濯物を畳んだり、切り花を生けたり。お経を上げるのも日課です。「来年もハナショウブを見られるのを楽しみにしたい」


 知立市在住の100歳以上は32人で最高齢は106歳です。(知立市のHPから。9月1日現在)

知立くらしのニュース2023.09.22掲載

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