刈谷のガーデンでアガベが開花 

生涯一度限りの輝き

 数十年に一度しか咲かないといわれる「アガベ」の花が、フローラルガーデンよさみ=愛知県刈谷市=の温室で開き始めました。


 花を付けたのは、リュウゼツラン科アガベ属の「ベネズエラ錦」2株で、ともに推定40年生。昨年9月、放射線状に葉を広げる株の中心部から花柱が伸び始め、高さ4㍍ほどに成長しました。
 花柱には数十個のつぼみが見られ、ヒガンバナのような形をした黄色い花が、下から順に開いていきます。


 アガベはメキシコなどの亜熱帯乾燥地域に自生する多肉植物。開花した後は枯れてしまうそうで、温室をボランティアで管理する西三河カクタスクラブの佐藤昌史さんは、「今月末頃までは見られると思います。この機会にぜひ」と呼びかけています。
 月曜休館。問い合わせ同ガーデン☎0566・29・4330

【つぼみをつけたアガベの花柱と佐藤さん】

関連記事一覧