伝統の技 吉浜細工人形

高浜の柳池院と宝満寺に奉納

柳池院に展示されている細工人形

 細工人形保存会が制作し、奉納した愛知県無形文化財指定の吉浜細工人形が、5月8日から屋敷町の柳池院と宝満寺で展示されています。

 約370年の歴史を持つ細工人形の歴史や技術を継承しようと、70代を中心とした男女17人のメンバーが3月の終わりから週5日、制作にあたりました。

 人形は等身大で、身近にある貝殻や竹、木の実などを使い、細工して人形や着物の柄にして制作されています。貝殻は主に蒲郡の竹島で収集していますが、今回の人形には高浜で取れた地元のムラサキイガイも使われているのが見どころです。

 今年奉納された場面は、柳池院に同市の市制50周年を記念して制作した「たかはま歳時記」、宝満寺にはNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の中から光秀、帰蝶などを再現しています。午前10時~午後4時。火曜休み。

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