フレッシュコンサートに出演 小川理都子さん

プーランク「フルートソナタ」を披露
3月6日 豊田市コンサートホール

 岡崎市出身のフルート奏者、小川理都子さんが3月6日、「第25回とよたフレッシュコンサート」に出演します。プーランク「フルートソナタ」を、金澤みなつさんのピアノで演奏します。豊田市コンサートホールで、午後2時開演。
 小川さんは「社会人として働くようになり、演奏の場に立つことも減ってしまいましたが、今回このような素敵な演奏会に出演することができ、大変うれしく思います。
 学生の時とは違い、十分な練習ができず、納得のいく演奏ができるか分かりませんが、演奏できる喜びを感じ、楽しみながら演奏したいと思います」と意気込みを述べます。

 「プーランクのフルートソナタは、フルートの名曲の一つですが、なかなか演奏する機会がありませんでした。1楽章の始まりは物悲しさを感じ、楽章が進むにつれ、美しい旋律や明るくリズミカルな曲へと変化していきます。クラシックになじみがない方でも聴きやすく、お楽しみいただける曲ではないかなと思います」と解説します。

【小川理都子さん】

 「トリオ  LUNETTA」で活動中 13歳からフルート

 「13歳から、フルートを始めました。初めは部活動でホルンを吹いていましたが、フルートに憧れを持っていた母から勧められて、レッスンに通うことになったのがきっかけです!」と、フルート奏者としての第一歩を振り返ります。


 第30回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール 高校の部本選銅賞、全国大会奨励賞受賞。
 第18回日本フルートコンヴェンション2017アンサンブル部門音楽大学・音楽大学卒業の部金賞1位。次期フルートコンヴェンション受賞者演奏会に出演。 

 「大学を卒業し、音楽家としてスタートを迎えようとする中、一昨年から流行したコロナウイルスの影響により、決まっていた演奏会が中止・延期という形になり、悔しさや残念な思いをたくさん味わいました。しかし、昨年1月に『トリオ LUNETTA(ルネッタ)』第2回目のリサイタルを無事開催し、久しぶりのアンサンブルに楽しさを感じ、こんな状況の中でもたくさんのお客さまに拍手をいただいたことが本当に印象深い有意義なひとときとなりました」。

 順風満帆とはいかない状況を乗り越え、迎えようとしている今回のステージは、喜びもひとしお。

「親しみやすい演奏家になりたい」

 「現在は、大学の同期でもある仲良し3人で結成した『LUNETTA』の、メンバーとして東海地方を中心に活動をしています。私たちの演奏を1人でも多くの方々にお届けできるよう積極的に活動して参ります。今回ご来場いただくお客さまや岡崎市の方々にも、応援していただけますと大変うれしく思います」。2023年2月5日にも、「LUNETTA  TORIO  RECITAL  2023」を開催予定。


 「コロナウイルスが終息したら、訪問演奏や一般の方々と交流をし、自分の存在を、知っていただけるよう今後も活動を頑張っていこうと思います。人の心に響く演奏をお届けするととともに、親しみやすい演奏家になりたいです」

 とよたフレッシュコンサートでは、岡崎市出身のフルート奏者、河合雪子さんら、若手演奏家9人が出演し、門出の季節に、瑞々しい感性をフレッシュな演奏で届けます。
 全席自由1000円、25歳以下500円。

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