昭和レトロとアジサイのコラボ

岡崎市欠町の旧本多忠次邸で、色とりどりのアジサイが見頃を迎えています。ピンクや青、紫などの花が庭に咲き誇り、昭和レトロの雰囲気を漂わせる同邸に彩りを添えています。
【旧本多忠次邸】
本多忠勝を始祖とする旧岡崎藩主本多家の子孫・忠次が1932(昭和7)年、東京都の世田谷に建てた住宅と壁泉の一部を欠町に移築復原した旧本多忠次邸。2012年に資料館として開館し、14年に国登録有形文化財に指定されました。
建物は、木造2階建てで一部鉄骨。フランス瓦の屋根で、外観は色モルタル仕上げになっています。スパニッシュ様式を基調とし、1階は西側に車寄せを備えた玄関、南側に三連アーチのアーケードテラス、東端に2階まである半円形のベイウインドウを配置。前庭には、壁泉のあるプールが設置されています。
外観は洋風ですが、邸内は和洋折衷式を採用。ほとんどの家具は建築当初のオーダーメードで、食堂や書斎には古典的で重厚な棚やテーブルセットが置かれています。アール・デコ様式で統一した茶室、モダンな寝室、照明器具やモザイクタイル、ステンドグラスなども見どころです。
入館無料。開館時間は午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)。休館日は月曜(祝休日の場合は翌日以降の最初の平日)、年末年始。