防災の意識をつなぐ 富士見町で啓発活動

 愛知県刈谷市富士見町の自主防災会(鈴木勝己会長)は「災害時に必要な知識や備えを地域で共有し、次の世代へつないでいきたい」と6月1日、「防災啓発キャラバン」を町内で開催。子どもから大人まで多くの人が足を運びました。
 町内の公園では、備蓄倉庫に備える発電機やチェーンソーなどを展示。集会所では、担架搬送などの体験会や非常持ち出し品の重量確認も。参加者は、非常食や衣料など避難時の持ち出し品を選び、それらの合計重量と同じ重りを入れたリュックを背負って、重みを体感しました。
 体験した宮田幸代さんは、「リュックの中身は約3キロ。平時なら平気だけど、災害時に煙や騒音が立ち込める中、崩れた道を避難所まで歩けるか自信がない。だから、こうして体験しておくことが大事ね」と、しみじみと話していました。

『非常時に持ち出したいものを選んで、
その合計の重さを背負って体感する参加者』

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