知立の応援を白星に 大相撲浅香山部屋

  7月13日から始まる大相撲名古屋場所を前に、愛知県知立市に宿舎を構える浅香山部屋が、地元との温かな交流を深めています。

 同8日には石川智子知立市長が西町の稽古場を訪れ、力士たちを激励しました。

 浅香山部屋が名古屋場所で知立入りするのは、今年で4度目。浅香山親方(元大関・魁皇)は「地域の人や園児、高校生も、たくさんの方が朝稽古を見に来てくださるようになりました。皆さんの期待に応えられるよう結果を出したい」と意気込みを見せました。

 石川市長も、「今後、市民と力士が触れ合えるような機会を作っていきたいですね」と、相撲を通じた地域活性化への意欲を語りました。

 宿舎は名鉄知立駅からほど近い場所にある企業・ヴイテックの敷地内。

 力士たちが駅周辺などを歩いていると、行きかう人から「浅香山部屋のお相撲さんですよね」と声をかけられることもしばしばとか。 力士の魁新丸(26)は「知立の人が自分たちのことを知っていてくれると思うと〝もっと頑張ろう〟という気持ちになります」と、笑顔で話していました。

 ヴイテックの金山史雄会長は「浅香山部屋は、15歳前後の若者たちを、一から力士へとに育て上げていく”昔ながらの相撲部屋”。多くの人の応援で盛り上げてもらえたら」と呼びかけていました。

名古屋場所前の稽古は12日まで、毎朝7時30分から10時30分ごろ。見学は自由。

2025年7月9日

【知立市のマスコットキャラクター手にする浅香山親方(前列右から4人目)と知立市長(前列右から3人目)たち】

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