将棋の特別指導会 16人がプロに挑戦 知立市

 愛知県知立市の中央公民館で開かれている「将棋教室」で8月23日、プロ棋士・齊藤裕也四段(28)を迎えた特別指導会が行われ、幼児からシニア世代まで16人が、プロの″読み”に触れました。
 齊藤四段は、5人を一斉に相手する「5面指し」で指導。参加者はプロの一手に頭を悩ませたり、「ここはこう指すといいよ」といった助言にうなずいたりしながら、真剣に駒を動かしていました。
 中には、負けて悔し涙を流す小学生の姿も見られ、大人たちからも「手も足も出なかった」といった声が上がっていました。
 参加者の小学4年の男児は「桂馬と香車を使って、これまで知らなかった手を教えてもらえた。もっと強くなって棋士になりたい」。 
 齊藤四段は「つらい局面を乗り越えた先に見える世界がある。あきらめず頑張って」と参加者たちに熱いエールを送っていました。
 齊藤四段は藤井聡太七冠と同じ杉本昌隆八段の門下生。

【齊藤四段の一手に頭を悩ます参加者】

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