刈高野球部が国際交流

「言葉の壁超えられた」

 愛知県立刈谷高校の野球部が5日、スポーツイベント「日本の野球文化を学び、国際交流をしよう」を同校のグラウンドで開き、市国際交流プラザの日本語教室で学ぶ外国人住民と親睦を深めました。
 

 ブラジルやベトナム、中国、タイなど英語以外を母国語とする7カ国の約20人が参加。野球になじみの薄い国の出身者も多く、部員たちはグローブの使い方やバットの構え方など、ジェスチャーを交えて丁寧に説明しました。
 

 部員たちは準備体操に、各国の言葉で「1、2、3」と声をかけ合ったり、鬼ごっこをしたりして場を和ませる工夫も。投打の練習をした後、2チームに分かれたソフトボール対抗戦で盛り上がりました。
 

 部員の青山さん(2年)は「自分たちの企画にみんなが笑顔になってくれた。言葉の壁を超えてつながることができた」と手応えを感じた様子。グローブに初めて触ったというベトナム出身のファンさんは「野球を見るのが楽しくなりそう。刈谷高校の野球部を応援します」と話していました。

バットの構え方を教える部員たち

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