刈谷少年少女発明クラブの山下会長特許庁長官表彰

「キラキラした瞳」がやりがい

 「刈谷少年少女発明クラブ」の会長を務める山下博久さん=岡崎市=が、経済産業省特許庁が選ぶ知財功労賞の「2023年度特許庁長官表彰」を受賞しました。「素直にうれしい」と目を細め、「計り知れない子どもたちの才能を引き出していきたい」と意気込みます。

 会長就任10年。元技術者という視点から、工作が主流だったカリキュラムにプログラミングやマイクロコンピューターを導入するなど、時代のニーズをいち早く反映。自分で問題を見いだし解決する力を育む「STEAM教育」を取り入れ、内閣府の「知財創造教育推進コンソーシアム」にも参画して、児童生徒の創造性の育成や知財教育の普及に力を注いできました。
 4月18日、東京都で表彰状が授与されました。(個人3人と企業など14社が受賞)

 創意工夫活動  をサポート

 ―同クラブは創造性の頭脳五輪と呼ばれるOM世界大会で2度の優勝。数々の発明コンテストでも活躍を重ねていますが、大切にしていることは


 小学1年から中学3年が対象。段階を踏んで学べるよう「体系的なカリキュラム」を構築し、「身近で困っていることを解決する力の育成」を目標に、教師経験者やデンソーOBたちが指導に当たっています。随時カリキュラムを見直し、新技術を備えた道具を導入して子どもたちが創育工夫活動を楽しめる環境を大切にしています。


 ―やりがいは
 子どもたちの笑顔とキラキラした目。基礎を身に付けると、創意工夫を凝らした作品を作れるようになる。コンテストで実力を試し、評価をやる気に変えて成長していく姿がうれしいですね。


 ―今後は
 1974年に日本初の少年少女発明クラブとして発足し、現在の会員数は1100人。画一的でなく「とがった人材の育成」にも取り組んでいきたい。

[賞状を手に受賞を喜ぶ山下さん]

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