瀬畑亮セロテープアート®展 開催中

安城市民ギャラリーで9月3日まで

安城市民ギャラリー開館20周年アーティスト活動25周年記念

 「瀬畑亮セロテープアート®展」が、安城市民ギャラリー=安城市安城町城堀30=で開かれています。9月3日まで。
 2018年に同館で開かれ、大好評だった同展が「セロテープ®の聖地」安城に、5年ぶりに帰ってきました。同館開館20周年、瀬畑さんのアーティスト活動25周年記念となります。
 瀬畑さんは、安城市に「セロテープ®」の主力工場を構える、ニチバン(高津敏明社長、本社東京都文京区)とスポンサー契約を結び、セロテープ®だけを使用する作品「セロテープアート®」作家です。

【開会式のテープカットを行う(左から)安城市民ギャラリー館長の邨澤英夫さん、エリアワン株式会社社長の杉浦祐介さん、ニチバン株式会社代表取締役社長の高津敏明さん、カトーレック株式会社美術輸送東京支店支店長の森誠さん、セロテープアート®作家の瀬畑亮さん】

 瀬畑さんは8月5日の開会式で、「5年間で洗練された」と自身の作品について「自分で言うのも何ですが」と前置いた上で述べ、「全然違うものに、新たな魅力を感じていただける。(さまざまな制限で十分な活動ができなかった)5年間の思いを作品に込めた。(展示の場がなかったので)見てもらうことに飢えている。何度もご来場いただきたい」と、再び安城市民ギャラリーで開催できる喜びを話していました。

【作品について解説する瀬畑さん】

 開会式の後、瀬畑さんが出品作について解説し、観覧者からの質問に答えていました。 

 瀬畑さんは「言葉がとても重要で、メッセージを作品で表現しています。(アートは)一方通行ではだめで、相手に伝わって成立するもの」と、作品に「言葉」が添えられています。5年ぶりの安城での作品展で、前回(2018年)とはまた異なる、瀬畑さんのセロテープアート®作品の新たな魅力を目の当たりにし、見た人たちに「刺さる」独創的な作品群を展開しています。
 動かせる作品は、見え方そのものも変化し、「何度も足を運んで楽しめる」。触れられる作品もあります。

【未来を創る「社会的距離」について話す瀬畑さん】

 同展では、「未来を創る『社会的距離』」をはじめ、独創的な造形の立体作品、絵画や版画のような作品、手に触れられる作品、観覧者参加型の作品、動物をモチーフとしたものなど、約90点を展示しています。

【未来を創る「社会的距離」の作品(一部)】
【セロ版画とキューブを組み合わせた大きな立体作品を説明する瀬畑さん】
【セロフラワー オリジナル~未完の花~ ver.2】

 観覧料は500円、中学生以下無料。午前9時~午後5時、8月25日~27日は午後8時30分まで開館。問い合わせは同館TEL0566-77-6853

 会期中、瀬畑さんがワークショップや展示解説を行います。オンライン指導でのワークショップは受けつけています。申し込みは同館ホームページなどから。

【動物をモチーフにした作品もずらり。ワークショップも開かれる】

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