海外協力隊でインドへ出発

刈谷市出身の上島加奈子さん

 愛知県刈谷出身の上島加奈子さん(31)が4月23日、青年海外協力隊員としてインドへ出発。

南部テランガナ州の大学で、2年間の日本語教育に取り組みます。


 出発前、上島さんは「初めてのインド。派遣先で日本人は珍しいようです。まずは、現地の人の輪に飛び込み、課題を明確にすることからスタートです」と思いを語りました。


 刈谷東中学校出身。会社勤務を経て2019年から4年間、国際交流基金の派遣員としてフィリピンで日本語教育に携わりました。 
 「インドでも、アニメやSNSで、日本文化に触れる機会は多く、関心も高い。日本語学部を新設する大学も増えており今後、インドから来日する技術者、研究者、学識者の数は増えるはず」と上島さん。教科書的な日本語学習に終わらず、「学術的にも通用する、一歩踏み込んだ日本語教育を目指したい。ネイティブ(の私)から学ぶことが彼らのモチベーションにつながれば」と話します。


 結婚2年目。上島さんの挑戦を家族が後押し。夫の勤務する中高一貫校の生徒と、インドの学生をオンラインでつなぐ国際交流も考えているとか。
 「日本との違いには、〝慣れましょう、なじみましょう〟。サリーをまとい、ガンジス川で洗濯もいいかな」とたくましさを見せ、意気揚々と新天地へ。「では、行ってきます]

『「ここが赴任先の南インドです」
と地図を指す上島さん』

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