安城で職人支えた道具を紹介

市歴史博物館で企画展

 大工や鍛冶屋、靴職人など、ひと昔前の職人たちが使っていた道具を紹介する企画展「はたらく道具たち―職人の仕事道具」が、安城市安城町の市歴史博物館で開催されています。6月30日まで。

 「安城の今昔シリーズ」の第5弾。建築、生活道具、地場産業をテーマにした3部構成で、館蔵品を中心とした225点を並べています。展示担当の学芸員は「身近な所でかつて使われていた物ばかり。のみや(かんな)といった同じ道具でも、職人によって形や大きさが違うので、比較しながら見てもらえたら」と話します。

 18日午後2時から、中部大学の篠宮雄二教授による記念講演会「江戸時代の職人を読み解く」が行われます(当日受け付け)。観覧無料。月曜休館。

【かつて使われていたさまざまな道具を展示】

19日に関連イベント 「手ぬぐい染め体験」

 同展の関連イベントとして19日、安祥城()公園で有松鳴海絞り職人による「手ぬぐい染め体験」が行われます。

 職人から雪花絞りの技法を習い、手ぬぐいを染めます。時間は午前10時~正午と午後1~3時の2回。所要時間は約40分。各回先着30人。参加費600円(材料費)。

 同園内では当日、焼き菓子や雑貨などの店が並ぶ「さとのマルシェ」も開かれます。

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