組討道“寒稽古”で「せいっ!」

岡崎市内を中心に護身術を指導する組討道呈峰會館=岡崎市=が1月12日、新年稽古始めとなる恒例の〝寒稽古〟を同市体育館武道場で開き、幼児から大人の生徒約50人が2時間半にわたって汗を流しました。
組討道は、市内在住の近藤修匡さんが創始。寒稽古は2010年頃まで市内の矢作川河川敷で行っていましたが、天候や安全面などを考慮し、現在は室内で窓を開けて実施しています。
この日は呈峰會館が統括する日本組討道連盟の36支部(愛知・三重・静岡)の生徒らが参加。近藤真吏館長の指導の下、突きや蹴り、組手などの稽古に励み「せいっ!」とかけ声を響かせました。
市内の中学校に通う女子生徒は「いつも通りに気合を込めて稽古に臨みました。今年は黒帯が取れるように頑張りたい」と笑顔。近藤館長は「寒稽古は技術よりも心を鍛錬し、さあ、1年間頑張るぞという気持ちをつくることが目的です。生徒の皆さんには日々、感謝の気持ちを忘れずに過ごしてもらいたい」と話していました。