地域で支える夏休み 知立南中図書室 自習室に
猛暑が続く夏休み、愛知県知立市立知立南中学校の図書室が7月29~31日の3日間、生徒のための自習室として特別に開放されました。
地域住民によるコミュニティ・スクール「南風会」の提案で実現。PTA役員が運営を担い、愛知淑徳大学の学生が学習支援のボランティアとして参加しました。
3日間で延べ32人の生徒が訪れ、エアコンの効いた環境で夏休みの宿題や受験勉強、読書など、思い思いの時間を過ごしました。
「(勉強の場は)市の施設もあるけれど、自分の学校だから近くて安心。休み明けのテストの対策をしっかりやりたい」と男子生徒(2年)。「普段は学校に通えていない」という女子生徒は「友人に誘ってもらった。少し遅れた分を取り戻したいな」と問題集に取り組んでいました。
PTA会長の髙木秀彰さんは「特別なルールは設けませんでしたが、『学校』という場が適度な緊張感を生んだよう。今後も学校とは違う“子どもの学びの場”を支えていきたい」と話していました。


