超新星  -3-

 「 超新星 」と聞くと何を思い浮かべますか?    太陽よりはるかに大きな恒星が燃料を使い果たし、最期を迎えると、大爆発を起こして明るく輝きます。これが超新星です。

 冬の星座、 おうし座に「かに星 雲 」と呼ばれる天体があります 。超新星爆発の残骸です。1054年に爆発して、23日間にわたり昼間の空でも見えたと 、日本や中国で記録されています。

【爆発で放出したガスでできた「かに星雲」】

 超新星爆発といえば 、オリオン座のベテルギウスが近い将来、 煤発するのではと話題になっています 。近い将来といっても100 万年以内のお話です 。ベテルギウスまでは600光年ほど離れているので、すでに燦発しているかもしれません。そんな宇宙の大イベントに遭遇するのもワクワクですが、 オリオン座の雄姿が見られなくなるのは  残念ですね。

絵・文/安城天文同好会

(2017年12月9日掲載)

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