市民音楽劇 稽古スタート

来年2月の公演に向け

【歌の稽古に励む参加者(右端は正木さん)】

 来年2月に刈谷市総合文化センター小ホールで開催される刈谷市制70周年記念音楽劇「刈谷万葉ろまん~青海群依佐美野(あおみのこおりよさみの)ものがたり」の公演に向け、9月から同センターリハーサル室で稽古が始まりました。
 市民グループ「文化工房かりや」の第7回公演として開かれます。7月のオーディションに合格した13~75歳の市民ら22人がキャストとして出演します。
 物語は、刈谷の万葉時代が舞台。歌人の柿本人麻呂と最愛の妻・依羅娘子(よさみのおとめ)を中心に描く歴史ロマンです。文化工房かりやのメンバーによる原作を基に田中ふみ枝さんが脚本・演出を担当。「古里の良さを見つめ直してもらえるようなスケールの大きな物語です」と話しています。劇中音楽は、作曲家の熊沢辰巳さんが手掛けました。
 9月13日に2回目の稽古が行われ、声楽家の遠山貴之さん(刈谷北高校非常勤講師)と正木実季さん(刈谷音楽協会理事)の指導で、参加者らが歌の練習に励みました。「皆さん、レベルが高く、とても積極的。一緒に頑張っていきたい」と正木さん。出演者の女子中学生は「歌や踊りに興味があって応募した。皆さんにすごかったって言ってもらえるような舞台にしたい」と張り切っていました。
 稽古は新型コロナウイルス感染予防対策を徹底して実施。12月頃にチケットを販売します。公演日は2月27、28日(全3回)を予定しています。

(刈谷ホームニュース2020.09.25掲載)

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