食品ロス削減に一役

刈谷市のファミマ2店で「フードドライブ」

【「いこまい刈谷」の皆さん】

市民グループが福祉カフェにお届け

 家庭で余っている食品を持ち寄り、地域の福祉団体などに寄付する「フードドライブ」。ボランティアグループ「いこまい刈谷」と刈谷市内のファミリーマート2店が連携し、7月から食品の受け入れをスタート。定期的に井ケ谷町の刈谷富士松地域包括支援センター内の福祉カフェに送り届けています。

 同グループのメンバーは、会社経営者や団体代表ら男女7人。社会貢献活動を目的とした団体の設立を検討していたところ、日進市のファミマがボランテ
ィアと協力し、フードドライブを展開していることを知りました。「私たちも力になれれば」。市内2店の賛同が得られ、活動を行うことになりました。

 「ファミマフードドライブ」と銘打って、両店で毎日24時間、各家庭から持ち寄られた食品を受け付けています。対象は賞味期限が2カ月以上あり、未開封で常温保管できるもの。冷凍・冷蔵・生鮮食品、開封済み食品、アルコールなどは受け付け不可。

 これまでにカップラーメン、レトルトカレー、米、ドリンク、菓子などの寄付があったそうです。集まった食品の配送は同グループが担い、知的障害者らが働く「みすずカフェ」に届けています。

 「食品を寄付してくださった皆さんの気持ちも一緒にお届けしたい」と副代表の柘植祥史さん(刈谷糖業社長)。「この活動を機にいろいろなつながりが生まれ、発展していくことを期待します」と話していました。

 食品を受け付けているファミマ2店は、いこまい刈谷のホームページ(https://ikomaikariya.wordpress.com/)に掲載。今後、さらに店舗が増える予定です。問い合わせは、同グループの瀬尾さんTEL090-2188-6810

(刈谷ホームニュース2021.9.10掲載)

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