魚の群れをアップリケで表現

【日展入賞作「展開・群」と上田さん】

10月9日から碧南の文化会館で

 創作アップリケ作家の上田章子さん=碧南市宮後町=による「自選展」が、10月9日から碧南市文化会館で開かれます。15日まで。
 日展やさまざまな作品展で入賞経験を持つ上田さんは、魚が好きで海を泳ぐ魚の作品を数多く制作。着物や布団、絞りなどの古布を使ったり、無地の布を染めたりして、模様を楽しんでいます。
 布はフリーハンドでカットすることで自然な曲線が生まれ、縫い合わせると本当に泳いでいるかのような、動きのある魚の群れが表現されています。
 2019年の日展入賞作「展開・群」は、高さ165㌢、幅110㌢の大作。黒地に青いヒラメやカレイなどが泳いでいる作品は、上田さんのお気に入りの一作。21年の日本現代工芸美術展で中日賞を受賞した作品の他、花の作品も展示されます。
 「アップリケを美術工芸として見ていただきたいと思い、今回は大型作品をたくさん展示します」と作品展の思いを話します。
 午前9時~午後9時(15日は4まで)。月曜休館。

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