八橋の在原寺で一人茶会

売茶翁のように「おもてなし」

【楽しく語らう席主と客たち】

 在原会の村瀬淳次代表らが、煎茶を広めた八橋売茶翁(1759~1828年)のように気軽に茶を楽しんでもらおうと5日、八橋町の在原寺で「一人茶会」を開きました。
 茶会は今年で12回目。本堂や境内に、煎茶や抹茶、番茶、プアール茶、蘭茶、紅茶など7種類9席が設けられました。江戸時代の東海道を描いた『東街便覧図略』の表紙「牛田大豆煎茶屋」を再現した茶席もあり、客たちは、それぞれの茶席の演出や席主との語らいを楽しんでいました。
 80代男性は「新緑の中で味わうお茶はおいしい。演出も面白くて雰囲気が出ていますね」。村瀬代表は「お客さんにどう喜んでもらおうかと毎年、工夫しています。にぎやかにお茶を楽しんだといわれている売茶翁の歴史を知ってもらえれば」と話します。
 僧侶で茶人の売茶翁は江戸時代末、伊勢物語ゆかりの地の三河八橋を訪れ、荒れ果てた在原寺と無量壽寺を再興。茶おいを背負って茶を売り歩き、人が集まる場所で茶を振る舞いながら語り合ったといわれています。

知立くらしのニュース2022.05.27掲載

関連記事一覧