〝カット〟の後にあふれる笑顔 刈谷映画倶楽部

愛知県刈谷市で撮影

 市民参加の映画「さよならは5月の風のように」のクライマックスシーンが3、4の両日、ウェーブスタジアム刈谷で撮影されました。
 刈谷映画倶楽部が製作。陸上大会の応援者に扮したエキストラ約100人や、オーディションで役を得た市民キャストらが、スタッフ60人と共に競技場や室内のシーンの撮影に臨みました。
 スタンドの応援者役を務めた市内に住む20代の女性は「緊張したけど、自然な姿で映るように心がけた」とにっこり。衣装スタッフの60代の女性は「オーディションで役はいただけませんでしたが、スタッフとして映画製作を体験できてうれしい。映画の見方が変わりそう」と話していました。


 同映画は「生と死」をテーマに、けがから再起をかける女性ランナーと余命宣告を受けた母親、二人を支える人たち、それぞれの生きざまを描いたヒューマンストーリー。
 監督の加藤行延さんは「プロの俳優だと淡々と進んでしまう場面でも市民キャストの皆さんの緊張感はひとしお。『カット』がかかった瞬間にあふれ出す笑顔が現場を和ませてくれます。この映画ならではの醍醐味です」と話しています。

 刈谷映画倶楽部では、エキストラを募集しています。

 7月2日午後3時から約3時間、岡崎市青木町のイズモホール岡崎北で撮影。

 参加の申し込みは、同倶楽部のメール(sayokaze@k-movieclub.com)へ。

【市民キャストが奮闘する撮影現場】

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