南極の氷に大興奮

小垣江小児童「中から音がするぞ!」

 海上自衛隊・砕氷艦「しらせ」の持ち帰った「南極の氷」が4月19日、愛知県刈谷市立小垣江小学校に到着。日本と1万4千㌔離れた南極からの土産に、全校児童ら約600人が歓声を上げました。
 氷は17㌢×27㌢×18㌢の直方体。隊員の手紙と一緒にマイナス18度に管理された状態で届き、翌日、校内で披露されました。


 子どもたちは「冷たいね」「なんで音がするんだろう」と話しながら、氷に触れたり、閉じ込められていた空気がパチパチと音を立てる様子に耳を近づけたり。4年の加藤偉星君は「ゼリーみたいに見えたけど、触ったら硬かった。ヌメヌメしていて、中からピチャピチャという音が聞こえてきた。南極に行ってみたくなった」と、冷えた手をこすり合わせて話していました。


 氷は、前年度の校長の知人が、第65次南極地域観測に協力した「しらせ」に乗船していたことが縁で届けられたもの。児童たちが見学した後、PTA総会に参加した保護者にも公開されました。

【氷と一緒に届いた手紙】
【氷の中から聞こえる音に耳を澄ます児童】

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