双葉ドラゴンズ46年 倉元団長が勇退
愛知県刈谷市少年軟式野球連盟に加入する「双葉ドラゴンズスポーツ少年団(双葉)」の監督、団長として46年間チームを支えてきた倉元堅司さん(79)=野田町=が3月30日、多くの人々に惜しまれながら団を勇退しました。
練習拠点の東刈谷小学校運動場でセレモニーが開かれ、選手やOB、保護者など約300人が感謝の気持ちを込めて花道を作って、倉元さんを温かく送り出しました。
鹿児島県出身。高校卒業後、豊田自動織機へ入社。野球部の主将や監督を務めた後、1979年、指導者として創立5年目の双葉に迎えられました。
在任中は、チームを何度も県大会に導き、中日ドラゴンズジュニアや甲子園など全国レベルで活躍できる選手も輩出。創立50周年を迎えた昨年は、過去最高の東海大会準優勝の成績を残しました。
野球の技術だけでなく、「あいさつ、礼儀、仲間を思いやる心」を大切にして、これまでに700人を超える子どもたちの成長を見守り、「双葉で野球できて良かったと言って卒団してもらいたい」という思いが原動力だったと話す倉元さん。
「私には双葉での良い思い出がいっぱい。幸せ者です」と笑みを浮かべていました。
