古代エチオピア王家の物語  -13-

 秋の夜空には1等星が1つ。一見寂しそうです。でも「星座」たちには物語があります。
 古代エチオピアの王「ケフェウス」と王妃「カシオペア」に「アンドロメダ」という美しい娘がいました。
 アンドロメダの美しさは海の妖精よりも、とカシオペアは自慢しました。
 それを聞いた海の神ポセイドンは怒り、怪物「クジラ」にエチオピアを襲わせました。ポセイドンの怒りを鎮めるため、アンドロメダが化けクジラの犠牲にされようとしたその時、天馬「ペガスス」に跨ってメドゥーサ退治の帰路につく「ペルセウス」が気づき、メドゥーサの首をかざすと、化けクジラは石になって海に沈んでいきました。

【アンドロメダを救うペルセウス】

 2人はめでたく結ばれました。 秋の夜長、物語に浸りながら星空を巡ってみてはいかがでしょうか。  

絵・文/安城天文同好会

(安城ホームニュース 2018.10.26 掲載)

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