知立の歴史ぶらり探訪・翁のいざない

第13話(前編) ご当地演歌「かきつばた慕情」

 我がまち知立でよく耳にするのは、爽やか曲調で歌いやすい「知立は知立(ともだち)」。花と緑に囲まれ、歴史的文化財が読み込まれた市民の愛唱歌ですが、他にも歌われている楽曲があるはず。探してみましたら、ご当地爽やか演歌「かきつばた慕情」を発見。
 この楽曲は、2010(平成22)年知立市制40周年を記念して、私的に作詞作曲されたものとか。知立のご当地演歌にふさわしくカキツバタが主役。
1、雨 ふってます かきつばたの花に/花ぬれてます かきつばたの花が/ご存知ですか ご存知ですか 業平の詠んだ短歌(うた)/都はなれて 三河八橋/逢妻男川に咲く 花の短歌(うた)
 業平の短歌を本歌にして作詞されていることが一目瞭然ですが、ご当地演歌として作られているところが興味深い。カラオケ世代の皆さま方に愛唱されれば、知立発のビッグヒットになるのかも?

(坂之上九門)

【在原業平の短歌が刻まれた句碑(八橋町かきつ公園)】

(知立くらしのニュース 2013.04.20 掲載)

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