万燈祭 規模縮小して開催

【司町の新作大万燈】

 刈谷万燈祭が9月18、19日、規模を縮小して開かれました。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で万燈の展示のみが行われ、刈谷市銀座の秋葉社の氏子各町による新作大万燈などが地域住民らに披露されました。
 祭礼の2年連続中止を回避するため、刈谷万燈保存会が感染予防対策を徹底した上での開催を模索。氏子7町のうち、4町が新作、2町が旧作の大万燈を万燈蔵などに展示。夜間には内部の照明もともされ、地域の人たちが記念に写真を撮るなどして楽しみました。
 同保存会の内田英治会長は「万燈作りをはじめとする伝統文化の継承には、続けていくことが大事。来年も開催には何らかの条件があると思いますが、1人でも多くの人にお見せできるように前へ進んでいきたい」と話していました。
 万燈祭は例年、7月下旬に開催されますが、今年は東京五輪の日程の都合で9月に変更されました。

(刈谷ホームニュース2021.10.8掲載)

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