知立市商工会青年部が絵本を制作

市内の幼稚園・保育園に寄贈

【林市長㊨に絵本を手渡す荒木さん㊥と髙木さん】

 オリジナル絵本『ぶぅくんのいちにち』を作成した知立市商工会青年部が、6月13日に市役所の林郁夫市長らを訪ねて、絵本完成の報告と市内15園の幼稚園、保育園などに計50冊を贈りました。
 絵本作りに携ったのは、同青年部の前年度(2020~21年度)部長の荒木貴裕さんと副部長の髙木誠さんら部員たち。これまでもドライブスルー型の弁当販売や「GOTOサンタ企画」などを展開してきました。
 今回は、子どもたちに喜んでもらえるものを贈りたいと絵本の制作に着手。商工会ならではの内容にしようと小売業に焦点を当て、部員らでイラストを描き、文章を作りました。
 主人公は「青年ぶぅ(部)」の「ぶぅ」君。ぶぅ君が1日を過ごす中で利用した電器店やケーキ店、部品工場など、暮らしを支えるさまざまな店や工場が描かれています。
 「とても優しい色合い。絵本を通して、地域のお店で買い物をする文化を伝えていきたい」と市子ども課の指導保育士。
 荒木さんは「みんなで何度も調整して、子どもたちに伝わるように言葉を選んで作りました」と話し、「身近にある店や工場などに興味や関心を持ってもらえれば」と期待を込めました。
 絵本はA4判、16ページ、非売品です。

「ぶぅくん面白い」 園児ら大喜び

【絵本の表紙】

 荒木さんら市商工会青年部の6人が6月24日、桜木幼稚園と知立南保育園を訪問し、子どもたちの代表に絵本を手渡しました。
 「ありがとう」と受け取った子どもたち。同保育園では、5歳児21人が保育士による絵本の読み聞かせを楽しみました。
 「へっくしゅん!」とぶぅ君の大きなくしゃみから始まると、子どもたちの笑い声。真剣だったり、笑ったり表情を豊かに変えながら保育士の読み聞かせに耳を傾けました。
 「全部面白い」「絵がかわいい」と子どもたち。永田園長は「子どもたちは絵本が大好き。作った方から受け取ったのは初めてなので大切に見てくれるでしょう」と感謝しました。荒木さんらは「先生の読み方がとても上手で、さらに楽しんでもらえたようです。ボロボロになるまで読んでもらえるとうれしいですね」と話しました。

知立くらしのニュース2022.07.08掲載

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