氷上に情熱夢追う中学生 有働弘さん(知立市)
どんな状況でも、全体を見渡して動きを読む―。冷静な判断力と気迫あふれるプレーを武器に、氷上を駆ける愛知県知立市の有働弘さん(中学1年)は、“氷上の格闘技”アイスホッケーのプロを目指して、日々汗を流しています。
父と兄の背中を追って4歳からアイスホッケー競技を始め、現在クラブチーム「名古屋サウス」に所属。ポジションは、全速力で向かってくる相手を、正面から体を張って止めるディフェンダーです。
「相手が大きいと、少し怖い。『目をつぶるな!』とよく叱られます」と素直に語り、「学校ではハンドボール部に入っています。アイスホッケーにも通じるところがある」と話します。
2024年2月には、小学生の県選抜メンバーとして、第20回風越カップ全日本少年アイスホッケー大会の北信越・東海ブロック予選会で、優勝に貢献。続く3月の全日本大会で、国内の強豪チームと同じリンクに立ち、「結果は1勝もできず悔しかったけど、自分にできることはやり切った」と胸を張ります。
25年7月のU―13国際大会にも出場するなど活躍を重ね、「12月のセレクションで、全中大会の出場権を勝ち取りたい」と力を込めます。


