成長の音色響かせて 音大院生 市川偉琉さん
ピアノ歴17年。「緊張しない本番はないですね」とほほ笑む市川偉琉さん(知立南中学出身=愛知県)は、この春、愛知県立芸術大学音楽学部ピアノコースを首席で卒業し、同大学院へ進学。歩んできた道は、着実に実を結んできました。
「弾きこなすことに夢中だった」という演奏スタイルが変化したのは大学在学中、声楽科の友人の伴奏を務めたのがきっかけでした。歌い手の豊かな表現力に刺激を受け、「自分の頭の中に描く曲の情景を、ピアノの音色で表現したい」と意識が変化。「指は動くのに曲に入り込めなかった」という緊張をも味方に、伸びやかで、表情豊かに奏でる調べが、高く評価されるようになりました。
5月17日に開かれる「ちりゅうフレッシュコンサート」では、ショパンの「スケルツォ第1番」を披露します。「少し成長した姿を届けられたら」。磨き続けた響きが、故郷のホールに広がります。
「ちりゅうフレッシュコンサート」は5月17日、愛知県知立市の知立リリオ・コンサートホールで開催。午後2時開演。今年3月、音大などを卒業した声楽、ピアノ、管・弦・打楽器の奏者11人が出演。声楽家の林剛一(バリトン)さんによるエールコンサートも。入場料千円(18歳以下500円)。問い合わせは同ホール☎0566・85・1133

知立くらしのニュース2026.04.24掲載

