「生命を大切にしたい」　知立でグループ発足

コウノトリカフェ参加者募集中

　「いろんな生き方があっていいよ」―。社会福祉士・介護支援専門員の山佐美絵さんが6月、市民活動グループ「知立コウノトリカフェ」を立ち上げました。
　「生命を大切にしたい全ての人」を対象に楽しくつながり、学び、みんなが活躍できる場をつくるのが目的。市東部地域包括支援センターに勤める山佐さんは、現在、再婚し、夫と2人暮らしですが、不妊治療、赤ちゃんとの別れ、離婚を経験したことから、「妊活」をしている人を応援したいとグループを発足しました。
　スタートしてすぐに、妊活にこだわらず、さまざまな生き方をしている人たちがつながれる場にしたいと方針転換。「子どもを産んでも産まなくてもその人らしく生き、血のつながりがあってもなくても子育てを応援できる地域にしたい」と思いを募らせます。

　活動は本町の子育て応援拠点・ママ支援「ni―cori」で月1回（第4土曜午後）行い、これまでに妊活や生命の大切さを学ぶ講座、ヨガ体験などを実施。8月22日はオンライン(ビデオ会議システム「Zoom」）で開き、7人が参加、山佐さんの思いや今後の取り組みに耳を傾けました。
　ヨガ講師の野々山加奈子さんによるヨガ体験や、カフェタイムもあり、「一人で悩んでいる妊活中の人は多い。気軽に話せるといいですね」「いろいろな方とつながれて楽しい」と参加者ら。
　山佐さんは「堅苦しくなく、緩くおしゃべりをしてリフレッシュできる場にしていきたい」。参加者募集中。
　次回は9月26日午後1時30分～3時、オンラインで。テーマは「コウノトリサポーター養成講座～あなただったらどの人生を選ぶ？」。ヨガ体験も。参加費500円。「知立・コウノトリ」で検索。メール=conotoricafe@gmail.com

知立くらしのニュース2020.09.11掲載