知立の学校給食を一般向けに提供

25日から 市内飲食2店で初の試み

【のぼりを作成した知立西小給食委員の児童たち】

 みんなで食べよう学校給食―。1月25~29日、2カ所の飲食店で、市内の小中学校で出される給食を提供します。全国学校給食週間に合わせた初の試みです。
 学校給食は、知立市や愛知県産の食品を多く取り入れ、子どもたちに郷土の良さを伝えられるよう献立が考案されています。一般の人にも、こうした取り組みを理解してもらうとともに、同じ食事を取ることで家庭での会話を楽しんでほしいと、市学校給食センターが企画しました。
 今回は、知立市産の米や大豆、マコモタケ、シイタケ、あんまきの他、愛知県産の食材もふんだんに使用。各日の給食が食べられます。
 店舗は知立駅北口の「三九酒場 山口屋」(25~29日午前11時~午後2時)と、市中央公民館内の「米 カフェ ルポ」(26~29日午前11時30分~午後2時)。
 山口屋には知立西小児童、ルポには八ツ田小児童が描いたのぼりが立ち、どちらの店にも両校の3年生が大豆やマコモタケについて調べた学習内容を掲示します。「給食委員会の児童が頑張って作ってくれたのぼりが目印で、子どもたちの学びも発信します」と栄養教諭の大羽彩華さん。
 同教諭の平林加奈さんは「知立市のおいしさを市民の皆さまにも届け、地場産業の良さを発見してもらいたい」と話しています。
 各店限定10食、1食600円(税別)。問い合わせは知立市学校給食センター

知立くらしのニュース2021.01.22掲載

関連記事一覧