知立の歴史ぶらり探訪・翁のいざない

第24話(前編) 知立中学校のメタセコイア

 知立市立知立中学校『創立五十周年記念誌』。表紙は、素晴らしい夕焼けをバックにしたメタセコイア。シルエットからもその大きさと長い年月が想像されます。
 それにしても、巨木と呼ぶことがお似合いのこのメタセコイアは、いつ、植樹されたのでしょうか。見上げるたびに疑問に思っていたのですが、解答は『創立五十周年記念誌』にありました。答えは1951(昭和26)年。
 新任教師として赴任された先生が、「昭和26年、新任教師として、知立中学に初めて赴任した年に植樹されたメタセコイア」と記述しておられるのです。長年の疑問が解けたのですが、とすると本年は植樹64年。知立中学校創立70周年は2016年度ですから、その時には植樹65年を迎えることになります。
 メタセコイアの植樹を目の当たりにした卒業生たちの心に、今も残っている母校の思い出とは何でしょうか。

(坂之上九門)

【知立中の『創立五十周年記念誌』】

(知立くらしのニュース 2015.2.21 掲載)

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