「新美南吉に親しむ会」45周年記念の会報を発刊

人間・南吉の魅力に迫る1冊

 安城市の市民グループ「新美南吉に親しむ会」が、創立45周年記念号となる会報「花のき」第23号を発刊しました。

 会は1977年に発足し、南吉作品の研究や南吉を広く知ってもらう顕彰活動に取り組んでいます。会報は5年ぶりの発行で、会員14人が活動の思い出や作品に対する考察、自作の童謡、「南吉ピアノ」保存の取り組みなどを寄稿しています。

 2013年の南吉没後70年に行われた記念式典の際に、南吉が教員として務めた安城高等女学校(現安城高校)の教え子たちから聞き取った思い出話も掲載。怒られたり褒められたり、アドバイスをもらったことなどが語られ、「センチメンタルなんだなと思ってました」「授業もユニークでね、退屈したことはなかったなぁ」と、〝南吉先生〟の人柄が伝わるエピソードが並んでいます。

 B5判、98頁。800円。御幸本町の日新堂書店などで販売中。

<安城ホームニュース2022年2月11日号で掲載>

【会報を手にする会員の皆さん】

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