ひなまつり展 時代と世相の変遷たどる

3月6日まで 刈谷市郷土資料館

 明治、大正、昭和の雛人形を展示している「ひなまつり展」が3月6日まで、刈谷市郷土資料館=城町=で開かれています。
 展示の目玉は、昭和30年代の「鳳凰殿」。上段にきらびやかな御殿飾りがあり、多彩な雛人形が展示されています。昭和50年代の標準的な雛段飾りが横並びに飾られ、学芸員の井筒康人さんは「特徴の違いなどを見て楽しんでもらえたら」と話しています。
 明治、大正時代の内裏雛の他、団地住まいの人が増加した高度成長期の世相を表すコンパクトサイズのお雛さまや陶や漆塗りの“郷土雛”も展示。昭和30年代の一般家庭の部屋の再現、昭和のコレクションコーナーもあります。月曜休館。問い合わせは、同館TEL0566-23-1488

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