日本ユースバンタム級王座を獲得

岡崎市 プロボクサー安西蓮選手

【チャンピオンベルトを肩にかける安西選手】

 プロボクサーの安西蓮選手=名古屋大橋ジム・岡崎市在住=が、5月14日に三重県で開かれた23歳以下の「日本ユースバンタム級王座決定戦」で勝利し、第5代チャンピオンに輝きました。「絶対にタイトルを取るという気持ちで臨んだ。勝てたのは、応援してくれた人たちのおかげです」

 安西さんは空位となった王座を巡り、中村淳希選手=市野ジム=と対戦。長いリーチを生かした左ジャブを積極的に繰り出し、得意の右ストレートを決めるなどして相手を圧倒。8ラウンドを戦い抜き、3―0で判定勝ちしました。「中村選手とは、2018年に戦って引き分けていたので、今回は決着をつける気持ちで攻めました」。戦績は8勝(3KO)5敗1分引き分け。

 幼少から10年以上続けた空手は、黒帯2段。中学卒業後にボクシングを始め、17歳でプロデビュー。市内のラーメン店でアルバイトをしながら、トレーニングに励んでいます。身長173㌢。普段の体重は63㌔程度で、同級では約10㌔の減量をして試合に挑みます。

 所属ジムの大橋弘政会長は「性格が真面目で練習熱心。独特なタイミングで打つパンチが持ち味」と話し、加藤功一トレーナーは「リーチがあり、パンチ力もある。将来が楽しみ」と期待を寄せます。安西選手は「次の目標は、日本チャンピオン。すべての部分で基本を底上げし、強みをもっと出していきたい」と意気込みます。

(岡崎ホームニュース 2023年6月23日掲載)

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