校庭で車中泊避難を体験

双葉小の親子90組が参加

 災害発生時に、自家用車内に避難する「1泊2日の車中泊避難体験」が11月18・19日、愛知県刈谷市立双葉小学校運動場で開かれ、同校児童の家族約90組が参加しました。


 双葉小084(おやじ)クラブ(加藤寿典代表)が「防災を楽しく学んでほしい」と4年前から開催。

 参加者たちは、睡眠時に使う布団や寝袋、食材や水、調理器具などを自動車に積み込み、指定された場所に停車。座席を倒したりテントを張ったりして寝床を作り、持参した食材で夕飯の用意をするなど、避難所生活を模擬体験しました。


 子どもたちも、枯れ枝を集めたり、リヤカーで木材を運んだりとお手伝い。日が沈むと、
運動場中央に積み上げたまきに火が灯され、同クラブ特製の豚汁が振る舞われました。


 参加者の西口親子は「2人なら乗用車で十分だが、家族は5人。対策が必要」と課題を見つけた様子。男子児童(同)は「車内は寒くないけど、夜中に気分が悪くなって自宅に戻った。やっぱり家がいいな」と話していました。

【車中泊の準備をする参加者たち】

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