「私のしごと」作文コンクール

野村一翔さん(刈谷東中出身)が入賞

介護士の夢追いかけて

 「第19回全国高校生・高等専修学校生『私のしごと』作文コンクール」(NPO法人仕事への架け橋主催)で、安城生活福祉高等専修学校医療福祉専攻に通う、愛知県刈谷市立刈谷東中出身の野村一翔さん(2年)が、全国高等専修学校協会会長賞を受賞しました。


 テーマは「私の理想とする職業人」「好きな仕事で、夢をかなえる!」など5つの中から選択。今回は全国69校から2565作品の応募がありました。


 野村さんは「誰かの役に立つために」と題して、自閉症スペクトラムの障がいがあることでいじめられた時に助けてくれた小学校からの友達の存在に触れ、「彼みたいに誰かの役に立てるような人になりたい」と同校への進路を決め、介護士になる夢を持ったことを書きました。


 コミュニケーションをとる練習を重ね、人一倍勉強したことや周囲への感謝の言葉などもつづり、「これからも介護士になるため、毎日を頑張っていきたい」と誓っています。
 「いじめられた過去を思い出すのはつらかったけど、作文に書いたことで弱かった自分を乗り越えられた感じがする」と振り返り、「両親や友達が受賞を喜んでくれてうれしかった」と笑顔で話していました。

【誰かの役に立てる人になりたい」と話す野村さん】

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