「あなたの声を聴かせて」 7月16日傾聴カフェ

 愛知県刈谷市で活動する傾聴ボランティアグループ「刈谷のうさぎ」が7月16日、刈谷市民ボランティアセンターで「傾聴カフェ」を開きます。
 「日々の暮らしの中で感じるモヤモヤや、誰にも話せない悩みなど、お茶を飲みながら気軽に話してみませんか」と参加を呼びかけています。午後1時30分~3時。


 「傾聴」とは、話し手の気持ちに寄り添いながら〝聴く〟こと。代表の松浦幸次郎さんは、「話すことで心が整理され、思わぬ気付きや、悩みの原因に出合えることがあります」と語り、「誰もが自分の中に問題を解決する力を持っていると考えています。私たちは、否定もアドバイスもしません。安心して、思うままに話していただければ」と優しく語りかけます。


 「刈谷のうさぎ」は活動12年目。30~80代の男女15人が定例会で学び合い、高齢者施設への訪問や企業で講演を行っています。
 「長年、心にしまい込んでいた思いが、ふとこぼれ出る場面に出合うことも」とメンバーたち。「空襲のつらい体験を語っていた女性が最後に、『夜空に消えて行ったB29のランプがキラキラして、きれいだった』とつぶやき、表情を和らげました。誰にも言わずにいた気持ちが、初めて言葉になった瞬間。私たちが目指す傾聴です」
 同カフェでは、メンバーと1対1で対話。参加無料。予約不要。秘密厳守。定員12人。

『「気軽に話しに来てください」と笑顔で呼びかける”刈谷のうさぎ”』

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