知立中情報科学部 全国級の3コンクールで受賞

 昨年度、パソコンを使った3つの全国コンクールで入賞を果たした知立中学校の情報科学部ですが、コロナ禍で一部、いまだに活躍を報告できない上に、今年は、大会の中止や日々の活動が思うようにならず制作が間に合わないなど、コンクールへの出品を断念。それでも3年部員17人は11月の文化祭に向けた制作へ切り替えて励んでいます。そんな彼らの今と3つの賞を振り返ると―。

3年生が文化祭目指しコツコツ制作
「姫塚」「あんまき」から歴史ひも解く

【3つのコンクールで受賞した部員たち】

 文化祭への作品は、知立の民話「姫塚」や名物「あんまき」を織り交ぜた地元「知立」がテーマの物語。プログラミングソフトや3DCDソフトなどを使い、制作しています。
 部員らは3グループに分かれ、姫塚をベースにしたカキツバタの物語を作ったり、取材をしてあんまきから知立の歴史をひも解いたり。部活動の様子を伝えるグループは、部室の机や棚などを忠実に再現しています。
 活動は、以前のほぼ毎日から、今は週3、4日に。制作を始めたのが6月の半ばからという短い期間でコツコツと作り上げています。
 3年の久松朱羽部長は「あまり時間がありません。全員で協力してロスを取り戻し、いいものを仕上げて文化祭で発表したい」と意気込みます。

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