市内小中高校が社協に寄付

山本学園は「1円玉募金」

 市内の小中学校・高校が、市社会福祉協議会に「赤い羽根共同募金」と「歳末たすけあい募金」活動で集めた寄付金を届けました。
 昨年末、寄付に訪れた山本学園情報文化専門学校高等課程では、「1」の付く日に校内で寄付を募る通称「1円玉募金」を実施。10年以上続く活動で、昨年6月から11月末までに集めた5万円を寄付しました=写真
 生徒会長や役員、ボランティア委員長の4人が、同会の加古和市事務局長に手渡し、「みんなに呼び掛けて集めました。困っている人に使ってもらいたい」と三矢竜太郎委員長(2年)。
 加古事務局長は「今年度は新型コロナの影響で例年より生活困窮者の相談も多い。今回の寄付金も役立てたい」と話しました。
 募金額は、学校募金の他、市子ども会育成連絡協議会やボランティアあおみの会、民生委員が行う街頭募金と合わせて約65万円(1月末現在)。社協会費とともに、高齢者・障害者
・ボランティア団体への支援、福祉教育の実施、イベントの開催など、子どもから大人までに関わるさまざまな事業に使っています。

知立市社会福祉協議会
コロナ禍生活に悩む人に寄り添う

「本年度は異例の年でした。この状態はもうしばらく続くでしょう」と話すのは加古和市事務局長。
 コロナ禍で生活に困っている人の相談が約2200件。そのうち
約900件が、新型コロナウイルス感染症の影響で休業や失業など生活資金に悩んでいる人のために設けられた特別貸付制度「緊急小口資金貸付」などの対象になりました。
 生活困窮者には、フードドライブなどで寄付された食料を支給。
加古事務局長は「100%希望通りとは言えませんが、社協では寄り添った相談を心掛けています。お困りの方は、相談に来てください」と呼び掛けます。問い合わせは知立市社会福祉協議会へ。

知立くらしのニュース2021.02.26掲載

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