知立市美展 林さんが県知事賞

小中生美展は松本さん

【市美展県知事賞】

 「第36回市美術展」と「第16回市小中学生美術展」が10月7~10日、パティオ池鯉鮒で開かれ、県知事賞(特別賞)に水墨画の林みち子さんと、中学3年の松本寧音さんの作品が選ばれました。
 市美展は日本画・水墨画、洋画、書、写真、工芸美術の5部門に148点、小中生美展には101点の出品がありました。
 林さんの「ひまわり」は、モチーフのヒマワリを墨の濃淡で浮き出すように描き、花びらや葉脈の線の美しさが評価された作品。林さんは「選んでいただき感謝しかありません。恩師、家族、仲間、自分の健康にも感謝したい」と喜びました。
 水墨画歴13年。以前、他の展覧会を訪れた際に感動したヒマワリの絵を思い出し、構図を考えたという林さん。花びらや葉は図鑑で調べ、細部までこだわりました。「これからも元気に続けていきたい」とにっこり。

【小中学生美展県知事賞】

 松本さんの「根上がりの松」は、迫力が伝わり、ダイナミックな空間の使い分けや色使いなどが評価されました。
 松本さんは知立の名所を描こうと、根上がりの松(八橋町)を訪れ、「2㍍くらい持ち上がった根の迫力を描きたい」と実物を見た感動を作品に。さまざまな茶色に加え、緑や深みのある青、グレーなど多くの色を使って松を表現。「思い通りに描けた」と達成感をにじませました。
 中学では陸上部に所属。小中美展では6年時に金賞、昨年は銅賞を獲得しました。「中学最後に一番いい賞が取れてうれしい」と笑顔を見せました。

知立くらしのニュース2021.11.12掲載

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