「光琳・宗達」展 29日まで知立で公開中

知立RC創立30周年事業

【中央公民館で開催中の「光琳・宗達展」】

 知立ロータリークラブ(RC)は11月29日まで、知立市中央公民館高精細複製品3点が並ぶ「光琳・宗達展」を開催しています。光琳の『八橋図屏風』の他に、光琳に影響を与えた俵屋宗達の『風神雷神図屏風』『松島図屏風』が展示されています。
 NPO法人京都文化協会の田辺幸次代表理事は「ワシントンのフリーア美術館が所蔵する松島図屏風は門外不出になっています。この機会にたくさんの人に見てもらいたい」と話します。
 午前10時~午後6時。

2大屏風に「壮観で感動」 光琳描く燕子花3作を展示

【「燕子花図屏風」「八橋図屏風」が並ぶ会場】

 並んだ大きな屏風に大勢が驚嘆―。知立ロータリークラブ(RC)が8日、パティオ池鯉鮒で創立30周年記念事業「KORINプロジェクト」を開催、展示された約3・5メートル幅の『燕子花図屏風』と『八橋図屏風』に「味わい深い」「素晴らしい」などの声が聞かれました。
 市制50周年と知立RC創立30周年を記念した同プロジェクトは、『八橋蒔絵螺鈿硯箱』を含む江戸時代中期の工芸家・画家尾形光琳がカキツバタを題材にした3作品(複製)の1日限りの展示です。
 オープニングセレモニーで、高精細複製品『八橋図屏風』の出品に協力したNPO法人京都文化協会の田辺幸次代表理事が「メトロポリタン美術館にある『八橋図屏風』は複製の1作目。14年後に知立の皆さんに見ていただけて願いがかないました」。同RCの野々山和彦会長は「市の誇りでもあるカキツバタ。歴史ある知立を再認識してもらえれば」とあいさつしました。
 セレモニーに出席した無量壽寺の寺庭・八橋恵巳さんと娘の鮎里さんも出席。「2作が並ぶと壮観で感動します」と恵巳さん。訪れた観覧者も近づいたり離れたりしながら作風を味わっていました。70代の女性は「落ち着いた素朴な色合いが印象的。この時代にこれだけ大きなものを描くのはすごい」と感心していました。  

知立くらしのニュース2020.11.27掲載

(このイベントは終了いたしました)

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