来迎寺町で親子防災教室

発火実験や心肺蘇生

【AEDの使い方や心臓マッサージの方法を教わる子どもたち】

 火の恐ろしさを体験してもらおうと来迎寺町は3日、同町公民館で生涯学習講座「親子防災体験教室」を初めて行いました。
 小学生と保護者計14人が参加。同町防災隊が、家庭に潜む可燃物の発火実験や心肺蘇生法などを伝えました。
 参加者は、発火装置を使ったスプレー缶の爆破実験やアルコールに湿らせた布の着火状態を観察。「スプレーはできるだけ外で使って」「コロナ禍でアルコール消毒する機会が増えているから、キャンプなどで火を使うときは気を付けて」と説明しました。
 その他、倉庫内に煙を充満させる実験や消火器を使った訓練も。生涯学習委員会の小泉雅之代表は「家庭の中にも危険なものはたくさんある。家から火災を出さないように気を付けて」と呼び掛けました。
 AEDや心臓マッサージの手順も学び、6年生の岡村耀介君は「AEDや消火器の使い方が分かった。人が倒れていたら助けたい」と話しました。
 元消防士で同隊の竹本一人隊長は「子どもたちにも防災に興味を持ってもらえたのでは。今日の体験が家族で防災について話すきっかけになれば」と目を細めました。

知立くらしのニュース2021.07.23

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