「フレイル」予防し健康寿命を延伸

食生活、身体活動、社会参加で早期対策

 コロナ禍で自粛生活が長引く中、高齢者の外出頻度や地域交流の低下などが問題になっています。市は、健康な状態と日常生活でサポートが必要な状態の中間を指す「フレイル」予防に取り組み、健康寿命の延伸を図っています。

【福祉の里八ツ田の教室で体操する参加者】

 フレイルは、気付かずに放置しておくと要介護状態へ進むと考えられている段階。早期対策が改善につながり、健康な状態に戻ることが可能とされています。
 市は、食生活、身体活動、社会参加の3つを予防ポイントに挙げ、家族や友人、地域ぐるみで気を付けていくことが効果的と呼び掛けています。
 「やるっぴ! まちかど運動教室」など地域の歩いて通える場で行う体操教室もその一つ。同教室では理学療法士が監修した体操を伝え、筋力アップを図っています。 
 長寿介護課の保健師は、「フレイルに早く気付き生活改善や予防するのが大切。ご家族に異変を感じ、困った場合は、まずは市の長寿介護課に相談してください」。問い合わせは知立市長寿介護課へ。

フレイルの特徴
 ①疲れやすくなる
 ②活動量が少なくなる
 ③筋力が低下する
 ④動作が遅くなる
 ⑤体重が減ってくる
※3つ以上該当する場合が「フレイル」と考えられます。

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