若い目線で政策を提案「高校生議会」〈知立〉

知立高生と知立東高生が参加
知立高校と知立東高校の生徒35人が、12月24日、市役所本会議場で行われた「高校生議会」に参加し、知立市議会議員19人を前に、〝高校生目線”の6議案を発表しました。
内容は、自転車盗難や防犯、防災、観光振興、まちづくりなど、市に求める政策や解決したい課題など。
その中でも多くの生徒と議員から好評だったのが、知立東高2年のグループによる「知立駅周辺に交流の場を」という提案でした。学習や会議、イベントなどに、無料で使用できるスペースが駅前にあれば、〝市の強み〟になるのではないかとプレゼンテーションしました。
観光振興について発表した知立高2年の長坂柚依さんは「他市の人には、知立まつりがあまり知られていないとか、住んでいると知る機会のない知立について知った。調べて発信していくことが大事だと思った」。議長を務めた知立東高2年の向井廉さんは「議長は緊張した。みんなしっかり調べていてすごかった。多くの学びと気付きを得られた」と、笑顔で話しました。
高校生の提案を聞いた中島清志市議は「市の特性をよく調べていた。高校生らしい意見や身近な目線、広い分野の意見があり、参考になった。意義がある会だと思う」と話しました。
発表の後は、生徒と市議でグループディスカッションを行い、生徒らは法政大学法学部の土山希美枝教授のアドバイスに耳を傾けていました。

(知立くらしのニュース2025年1月10日号WEB版掲載)